小鹿野町名物わらじかつ丼(安田屋)
迷ってたどり着いた安田屋さんは懐かしい甘いカツ
小鹿野ロードレースの前日、コースの下見にいったついでに埼玉県秩父は小鹿野町の名物わらじかつ丼を食べてきた。
わらじかつどこで食べられるの?と食べログチェック。
一番に出てくる安田屋さんが人気のようだ。というかこの店が元祖なのかな?よしここに決めたってことで向かったのだが・・・。
商店街のメイン通りから奥に入って
お店がなかなか見つからず、小鹿野って小さな町だから商店街っていってもお店がいくつもあるわけじゃない。んーしかし見当たらない。
食べログで地図を確認すると、メイン通りからそれてちょっと外れた場所にあるようだ。どうりで見当たらないわけ。
こんなところにホントにあるのかっていう小さな路地を入っていくとありました安田屋。
おーなんか民家みたいな感じだな。はっきり言ってボロい(笑)
店内に入ると、なんだろう土間だよね?って場所にテーブルがいくつか並べられている。お客さんはバイク乗りやロード乗りが意外と入っている。観光シーズンには入店待ちもあるようだ。
メニューはシンプルにわらじかつ丼のみ
店に入って空いているテーブルに座ると、店員さんからおひとつ?と聞かれる。メニューはわらじかつ丼のみだから「何にしますか?」じゃなくて数で聞かれる。もちろんおふたつも食べないから「はい、お願いします。」と。
注文してから割とはやく提供される。支払いはこの時に一杯800円なり。どんぶりは蓋をされカツがちらりと見える。付け合わせの漬け物がちょこっと。
蓋をぱかっとな。わらじのように見えるだろうか?平べったく叩いて伸ばしただろう重なった2枚のカツ。その見た目からわらじかつと言われるようになったのだろう。
テーブルにはソースや醤油の調味料は見当たらない。あらかじめ味付けされているようだ。さぁ一口と箸をいれる。なかなかのボリュームに箸を持つ手が震える。
大きなカツにかぶりつく。お、甘い。なんだろうな懐かしい甘さだ。こってりじゃなく優しい甘さが広がる。甘ダレいいねともう一口もう一口と、お肉は薄く伸ばされているからサクサクといける。
食べかけ写真を失礼。ごはんも甘塩っぱいタレがしみている。
懐かしい味なんだろうな?
なにか懐かしく感じる甘いカツ丼だ。懐かしいのはなんだろうなとしばらく考えたら、たぶん婆ちゃんの味だな。うちの婆ちゃんの揚げ物もこんな味がした覚えがある。今日日のジューシーでガツッとくるカツとは全く違う、家庭的で昔の味だ。
カツがわらじのように伸ばされてるのもまだ貧しかった時代により満足して食べられるようにといったサービス精神からだろう。
地元で懐かしい味に満足して、完食。腹は膨れ、明日のマラソン頑張るぞと店を後にした。