金哲彦さんトークショー動画「フルマラソン攻略」@館山若潮マラソン前夜祭
フルマラソン攻略
2014年1月に開催された館山若潮マラソン前夜祭でのトークショー動画です。演者はマラソン解説・マラソン本等でおなじみの金哲彦さん。トークの内容は館山若潮マラソンのコースをどう走るかだけど、フルマラソンを走る上での基本的なアドバイスが多かった。館山若潮マラソン以外の大会でも共通して参考にできる内容で特にフルマラソン初心者にはとても勉強になるトークショーでした。是非チェックを。
トークショー概要
トークショーの概要。フルマラソンを走る上で大切なポイントをまとめ。
スタートに並ぶ時の注意点
目標タイムがあまり早くない人は前にいかないほうがいい。後ろから押されて危険。できるだけ目標タイムに応じたエリアに並ぼう。安全にスタートすることが大切。
フルマラソンはペース配分が大事
オーバーペースに気をつけよう
大会の空気に飲まれて最初の3、5kmをオーバーペースで入ると20kmを過ぎから失速する。失速したあとのマラソンは地獄!。
初心者の失敗はほとんどがオーバーペース。
オーバーペースを防ぐために
最初の5kmの入りがとても大切。キロ表示をチェックして、1kmごとのペースを把握する。目標ペースより30秒以上早いと完全にオーバーペース。オーバーペースになったらペースを落とす。遅いペースの場合は問題ない、後からいくらでも挽回できるので焦る必要は無い!ペースキープ。
給水のポイント
急に足を止めない
給水ポイントが近づいたら走るペースをゆっくり落として、止まらないように給水しよう。急に止まると体に負担があるため。
また落としたペースはゆっくり元に戻す。ペースを急に落としたり上げたりも体に負担が掛かる。
給水はこまめに
給水は最初からこまめにしよう。喉が渇いていない場合も軽く口に含む程度にとっておくとよい。
10kmの魔物
体が温まってきて調子がよくなる10km過ぎ
10km過ぎ、体は温まってきてうっすらと汗をかき走りも安定してくる頃に注意ポイントがある。高橋尚子選手はそれを「10kmの魔物」と呼ぶ。
体が温まり走りが楽になることで、一時的に今日は調子がいい!と錯覚する。ここでペースを上げると危険。ここでもオーバーペースに気をつける。
下りはペースを抑える
下りはペースが上がりやすいので、抑える。ここでもオーバーペースに注意。
35km過ぎ余裕があればペースを上げろ
ここまで上手に走ってこられると、ラストでペースを上げることができる。残り7km、余裕があればペースを上げていこう。
フルマラソンは何度走っても達成感がある
年7回はフルマラソンを走る金哲彦さんでも、毎回達成感がある。色々な大会でコース・気象条件・体調のコンディションが変わってくる。フルマラソンを楽しもう。
適正ペースで走る
普段走るジョギングペースから考えて、自分にあった適正なペースで、一定のペースで走ることが大切。とにかくオーバーペースに気をつけようということ。
フルマラソンの服装
天気予報をチェックして対策をたてる。またレース中にも気象条件は変わってくるのでアームウォーマー等走りながら調節できるアイテムがおすすめ。
おわり
大切なことはオーバーペースに気をつけろ!ということ。自分の過去2回のフルマラソンもどちらも後半失速して地獄のレースとなっている(爆笑)。つまりオーバーペースだったってことだなぁ。
自分の過去の失敗の経験からもとにかく5kmの入りをゆっくりと気持ちを落ち着かせて、一定のペースで走ることが大事だなと感じております。
このトークショーの翌日に走ったマラソンの結果。でも適正ペースを知るのにもある程度の経験は必要かなと。初心者は自分の考える適正ペース+30秒くらいでいいのかもしれない。かなり余裕をもって、後半上げられたら上げられる戦法かなぁ。
嗚呼・・サブスリーまではまだまだ道が長かった。